
チベット
テントでの移住生活から定住生活へ、
遊牧民たちの生活も時代とともに変わりつつある。
この夫婦も家を建て、そこで赤ちゃんを産んだ。
医師も助産婦もいないので、夫が取り上げた。


外国人が来たという知らせを聞いて、
妹を抱いてあわてて家から飛び出してきた5歳の子。
村にはまだ学校も幼稚園もないので、家の手伝いが日課。

16歳の初産婦。それでもおっぱいをあげる手つきは手慣れたもの。
子どものころから子育てをしている先輩を身近に見てきたのだろう。
入院は産後わずか1日。
退院するときは、白いドレスを着て赤ちゃんもおめかし。

お産がはじまると看護師やお手伝いの人が腰をさすってくれたり、うちわであおいでくれたり。
この病院では自然な陣痛を促すために立つ、腰かけるなど上体を起こした姿勢をとることをすすめている。

地方では子だくさん家族が多い。
先住民インディオに習って、ハンモックで寝ている家庭も。
ベビーベッドもハンモック。